軽めに日本一周 34日目 萩~小倉
朝、と言っても8時半頃、道の駅の駐輪場にいると、バイクに乗ったおじちゃんが来た
これがおじちゃんとの出会い
北九州から来たそのおじちゃんは北海道に3週間ほど行くつもりだったが、今朝の地震で行くか引き返すか決めかねていたそう
これから自分は九州、四国に行って名古屋に戻ると言うと、3回に1回くらい
興味なさそうやな
と言われながらも、おすすめの場所をいろいろ教えていただいた
そのメモ
かれこれ1時間くらい話した後に別れ、自分は九州に向けて出発した
多分それから10kmも進まないうちにサイドミラーに映ったシルエット
あれ、おじちゃんだ
結局、北海道に行くのは止めたそうで、北九州に帰ると言う
そんな経緯で50ccカブの自分と、70ccダックスのおじちゃんが九州に向けて一緒に走ることになった
遅い自分が前
(遅くてすみませんでした)
この前、米子でチャリダーの兄ちゃんと一緒に走ったけど、バイクと走るのは初めてだった(あ、前のバイトではある)
最初は後ろにずっと誰かがいるって変な感じだったけど、信号で止まる度におじちゃんがガイドさんみたいにいろいろと教えてくれるから楽しかった
昼は瓦そばが気になっていたけど、ちょうど準備中でやってなかった
残念
それで次に最初に左に現れた飲食店でご飯を食べることに
なかなか出てこなかったから結局ご飯は15時近くになってしまった
グラタンをごちそうになって、コンビニで休憩したときにも山口のカツゲンをおごっていただいた
あとブレーキの固さの調節の仕方とか、どこからチェーンが見れるかとか、ブレーキの仕組みとかも教えていただいて、無だったバイクの知識が少しだけ豊かになった
さらに工具とかを持っていないと言ったら、
お守りに
と、パンクしたときの応急処置用の道具までいただいてしまった
落ちないようにカラビナに付けて、後ろのネットに入れておく
お守り
下関駅辺りまで行ったあと、おじちゃんが先導して関門トンネル人道まで行ってくれた(原付は人道を押して歩かないといけないのだ)
料金箱に20円払い、
トンネルのエレベーターに乗っておじちゃんともお別れした
朝からかれこれ150kmくらい一緒に乗ってきたから、ひとりになったら寂しくなった
今までずっとひとりで走ってきたのにね
おじちゃんが言ってた
自分より年上の人にしてもらったことは、自分がおじちゃんくらいの年になったときにそれと同じようなことを若い人たちにしてあげてね
と
そういう繋がりってすごくいいなと思う
このおじちゃんの言葉を心の中に留めておこうと思う
楽しかったです、ありがとうございました
さて、エレベーターで下に下がりトンネルの中で写真を撮ってると、おじさん2人が、撮ってあげるよと話しかけてくれた
写真を撮ってもらって、共にトンネルを渡った
要所要所で写真を撮ってくれた
山口と福岡の県境
ちょうど60周年みたいね
渡りきり、おじさんたちともお別れをし、エレベーターに乗って地上へ
ついに九州
北海道にいたときはまだまだ遠いなと思ってたけど、案外あっという間に着いたな
ベンチに座って今日泊まるところを探して出発しようと思ったら今度はまた別のおじさんが
日本一周してる人に渡してるから、と差し入れをいただいた
ありがたい
そこから20km進み、小倉のネカフェまで来た
北九州は治安が悪いらしいし、雨が降ってきたのでキャンプは止めた
今日は観光地とかに行ったわけでもなくただただ走ってただけなはずなのに、良い人との出会いがあったりでなんか良かったなあ